子供でも亀頭包皮炎に悩むのは珍しい事ではありません。子供は無意識におちんちんを触る癖がある子もいますし、砂場で遊んだ真っ黒な手でおちんちんを触るのだって珍しくないからです。こんな事初めてだし、どうやって亀頭包皮炎を治せば良いの?と、子供の亀頭包皮炎の治し方を見ていきましょう。
自然治癒を待つ?
子供のおちんちんが腫れてる、痛がってるなどの症状が出てる時は、自然に治るのを待てば良いのか迷いますよね。なるべく自分の力で治すようにしたいと子供の成長を願う事もあれば、お仕事ママならば平日に病院に連れていくのはなるべく避けたいと思うでしょう。
亀頭包皮炎は、ごく軽症ならば自然に治ります。しかし、痛い、赤く腫れてるなどの訴えがある場合、すでに手遅れで自然治癒は難しい可能性があります。子供は恥ずかしさから痛みを我慢する子もいますし、自然治癒するのはあまり期待できません。
痛いのを我慢するとおしっこをしたくなくなり、膀胱炎になってしまう可能性があります。さらに亀頭包皮炎が悪化して尿道炎になってしまったら、余計に痛くておしっこしたくありません。そのため、無理せずに自然治癒を期待しない方が良いです。
医者へ行く
自然治癒が期待できない場合、子供ならば医者に連れていくようにします。市販薬は子供の利用を制限してる場合もあるからです。また、亀頭包皮炎は細菌やカンジダが原因であり、どちらの菌かで対処薬が変わってくるため、市販薬を利用するのはあまり得策ではありません。
亀頭包皮炎を見てくれる医者は、子供ならば小児科、皮膚科、泌尿器科です。おちんちんを見せるのに抵抗がある場合もあるため、行き慣れてる小児科にすると子供は嫌がらないかもしれません。
医者に連れていくと、かゆみ止めや炎症を抑える薬などをくれます。薬を使えば症状はすぐに良くなるのが亀頭包皮炎の特徴ですが、症状が良くならなければ薬を中断して医者にまた見せましょう。医者でも判断を間違える事があるため、経過観察が大切です。
クリームを利用する
お仕事ママで、病院に子供を連れていくのが難しい、痛がってるからすぐに対処してあげたい、薬にはあまり頼りたくないなど病院に行くのが難しいのならば、市販薬を利用するのではなくファンガクリームを利用するのがお勧めです。
ファンガクリームはティーツリーオイルなど自然界に存在する力を利用したクリームで、細菌とカンジダの両方に対処可能です。ティーツリーオイルで菌を殺菌し、蜜蝋(みつろう)などで肌を保湿します。また、ローズゼラニウムの抗炎症、マカダミアナッツオイルの切り傷を癒やす力などが期待できます。
「お花のクリームだよ。」「はちみつが入ってるクリームだよ。」など、子供が知ってるもの、好きなものが入ってると知ると、子供は抵抗なくクリームを塗れるかもしれません。
ママができる事は?
亀頭包皮炎を痛がり、泣き叫び、機嫌が悪い子供に対してママができる事は何か?と考えてしまいますが、答えはシンプルで「子供を怖がらせない事」です。炎症が酷くて痛がってるのならば、無理に洗おうとしない、膿が出てるなら無理に出さないなど、無理に何かをしないようにしましょう。そして、薬を塗れば治るもんだと励ましてあげるのも大切です。
さらに、亀頭包皮炎が良くなってきたら予防のためにできる事を教えてあげます。むやみにおちんちんを触らない、手は洗う、痛みが酷くなる前に教えるなど、亀頭包皮炎の予防に対してできる事を教えてあげます。