「恥垢が増えてきたけど、これって病気なの？」と、恥垢が増えてきて悩みを抱えている人は、恥垢について詳しく知ると自分の健康が良く分かります。ここでは、健康のために見逃せない恥垢について説明していきましょう。
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恥垢とは
恥垢は俗語で、恥垢を一般的に恥垢（ちこう）と呼びます。恥垢は尿や精液のかす、我慢汁などが乾燥して固まったものです。女性にも恥垢はでき、女性の場合はマンカスと呼びます。一言で言うならば、恥垢は体の垢って事です。
色は薄い灰色か黄色っぽくなり、粘土のように固まってる場合もあれば、粉が固まったような状態の時もあります。男性は亀頭周辺に付く事が多く、恥垢を除去しないと男性器全体がチーズっぽく臭くなりやすいとされています。また、恥垢を放置するとそこから雑菌が繁殖して亀頭包皮炎になりやすくなることがあるようです。
恥垢がカンジダ菌を呼ぶ
恥垢は体から出てくるものなので、恥垢が毒を持っているなど恥垢自体をそんなに危険視する必要はありません。しかし、恥垢は体から出る不要なものであり、恥垢がある事で男性器が不衛生になりやすくなります。そして、恥垢が不衛生になると繁殖しやすいのがカンジダ菌です。正式にはカンジダ・アルビカンスと呼ばれる菌で、人間の体の表面や消化器官などに存在しています。カンジダ菌はカビと同じく、ジメジメした不衛生な環境を好みます。そのため、恥垢があると男性器で繁殖しやすくなり、炎症を引き起こすことがあるとされています。カンジダ性亀頭包皮炎は恥垢がきっかけで発症することもあるため、注意が必要です。
恥垢を減らすためには
恥垢は分泌物の塊であり、放っておいても取れにくいとされています。恥垢を減らすためには、男性器をきちんと洗うようにします。特に恥垢は亀頭の周りにあるため、手で丁寧に洗うことが大切です。
また、洗う時は包皮をめくって洗うようにするのがポイントです。日本人男性は包茎の人が多く、きちんと洗わないと男性器の内側に恥垢がたまることがあります。また、カリ（亀頭の下にある出っ張った部分）や亀頭の裏側に恥垢が溜まっているかもしれませんし、裏筋（男性器の裏側にある亀頭と包皮の橋のようなもの）は恥垢が溜まりやすい場所です。男性器の先を風呂場で洗ったり、ウエットティッシュで恥垢を拭き取るようにすると良いでしょう。
ただし、真性包茎の場合は亀頭が隠れて出てこないため、ウエットティッシュでは恥垢を除去しにくいことがあります。そのため、洗面器にお湯を張って包皮口を開き、お湯を男性器に入れて洗うようにするとよいでしょう。洗っていないとお湯が濁ったり、恥垢がたくさん出てくるため、湯船の中では洗わないように注意しましょう。
恥垢は健康のバロメーター
恥垢は体の分泌物なので、恥垢が出てこないようにするのは不可能です。しかし、恥垢が溜まらないようには心がけることができます。恥垢が増えた？病気？と感じるのは、病気の前触れかもしれません。恥垢が増えるとカンジダ菌が増え、カンジダ性亀頭包皮炎の始まりになる可能性があるとされています。包茎ではないズルムケの人ならば恥垢が溜まることは少ないですが、日本人は包茎の人が多いため、意識的に恥垢を除去するように心がけることが望ましいでしょう。そして、恥垢を溜めないようにすることがカンジダ性亀頭包皮炎を防ぐための毎日のケアの一つと考えられています。恥垢が増えたら注意のサインかもしれません。
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