
女性のカンジダの対策法は、大きく分けて病院での対応と再発時の市販薬の利用の2つがあります。両方の方法について、期間や費用などを含めて見ていきましょう。
病院での対応
病院での対応は、膣内洗浄や膣剤を用いたケアが一般的です。風邪の場合は診察を受けて薬をもらい、自宅で薬を使うことで症状が落ち着くことがありますが、女性のカンジダの場合は通院してケアを続けるケースが多いです。通院して膣内洗浄を行い、膣剤を使用することを1週間〜2週間ほど続けると、症状が和らぐことが期待されます。
費用は個人差があり、1000円程度で済む方もいれば6000円程度かかる方もいます。これは症状の程度や初診料などによって異なりますが、体験談からは1万円を超えることはあまりないようです。高くても1万円以下、安ければ1000円台で対応できると考えられます。
病院は婦人科を受診するのが一般的ですが、小さな子供の場合は小児科でも診てもらえます。ただし、小児科は子供の病気全般を扱うため、カンジダとオムツかぶれを誤診されることもあるようです。小さな子供はまず小児科を受診し、改善が見られなければ皮膚科や婦人科を検討すると良いでしょう。
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市販薬での対応
市販薬は、カンジダが再発した際に利用されることが多いです。これは、症状があっても本当にカンジダかどうか判断が難しいためです。カンジダの場合は抗真菌成分を含む薬が用いられますが、細菌性の炎症であれば抗真菌成分ではなく、細菌に対応した薬が必要となります。初めてカンジダの症状が出た場合は、自己判断で市販薬を使うのは避けたほうが良いでしょう。
市販薬は薬剤師がいる薬局やドラッグストアで購入可能です。妊娠中や糖尿病の方は使用を控えるよう注意書きがあるため、購入前に確認してください。
価格は3000円前後で、膣に挿入するタイプより膣の外に塗るタイプの方が安価です。ただし、どちらが適しているかは症状によって異なるため、薬剤師に相談することをおすすめします。市販薬の使用期間は約1週間程度が目安とされています。
番外編:サプリでのアプローチ
薬ではありませんが、サプリメントでカンジダに対してアプローチする方法もあります。カンジダの原因の一つとして、腸内フローラのバランスが崩れ、悪玉菌が増えることが挙げられます。カンジダ菌は日和見菌に分類され、善玉菌が優位な状態では症状が出にくいと考えられています。しかし、悪玉菌が増えるとカンジダ菌が活発になることがあるため、乳酸菌を含むサプリメントが注目されることがあります。
乳酸菌サプリメントの価格は市販薬とほぼ同程度ですが、薬ではないため症状の改善には時間がかかる場合があります。一方で、薬ではないことから副作用が少なく、長期的に利用しやすいという特徴もあり、再発を繰り返す方にとっては役立つこともあるでしょう。
病院での対応は通院が必要で手間や恥ずかしさを感じることもありますが、専門的なケアを受けられる安心感があります。
市販薬は再発時に利用でき、自宅で手軽に対応できる点がメリットです。ただし、使用にあたっては注意点をよく確認してください。
サプリメントは薬に比べて症状の改善に時間がかかるかもしれませんが、長期的に体に優しく続けやすい方法です。
それぞれの方法にはメリット・デメリットがありますので、ご自身の状況に合わせて無理なく続けられる方法を検討してみてくださいね。