カンジダは感染すると聞いた事がある人は多いのではないでしょうか?ではその感染経路とは?感染力は強いの?という点について見ていきます。
性行為
カンジダと言ったら真っ先に性行為が思い付く人もいるのではないでしょうか?その通りで、カンジダは性行為で感染する確率はあります。女性の膣内はカンジダが生息する場所なので、性行為によって男性がカンジダをもらう可能性はあるからです。また、その逆で男性器にいるカンジダを女性に感染させる可能性もあります。しかし、女性から男性に感染させる確率の方が高いです。
さらにカンジダは口腔内にも存在するため、オーラルセックスによって感染させられる可能性もあります。
ただし、性行為によってカンジダが感染する確率は数パーセントと低いです。
母子感染
生まれて間もない赤ちゃんにカンジダの症状が現れてるとしたら、それは母子感染の可能性があります。
妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりなどで免疫力が落ちやすく、カンジダが繁殖しやすい体内環境です。妊娠初期ならば母親がカンジダに感染したとしても、赤ちゃんは子宮で守られてるのでカンジダを発症しません。
しかし、妊娠後期になると赤ちゃんは産道を通って生まれるため、分娩時に産道でカンジダに感染してしまう可能性はあります。
赤ちゃんがカンジダに感染してると、皮膚炎や舌ベロに白い苔のようにカビが生えます。こういった症状で赤ちゃんが命を落とす可能性はほとんどありませんが、1500グラム以下の未熟児だとカンジダに対する抵抗力がなく、重篤化する場合もあります。
しかし、産道で赤ちゃんがカンジダに感染する確率は10%ぐらいであり、低い確率です。それでも妊娠したらすぐにカンジダを治すに越した事はなく、妊婦検診時に医師に相談してみましょう。
自発的に
カンジダは感染するよりも、自分の体内にいるカンジダが自発的に繁殖する確率の方が高いです。繁殖する理由は、免疫力の低下や抗生物質、下着の中がジメジメしてるなどの環境です。カンジダは体調がいまいちの時に感染するため、疲れやストレスが溜まってる時に性行為をして感染させられる場合があります。
また、セックス前に陰部を洗い過ぎてしまい、常在菌が少ない状態でカンジダを感染させられて増えた、セックス後に膣を洗い過ぎて膣内のphが変化したからカンジダが増殖したなども考えられます。
セックスでカンジダに感染したという体験談もありますが、セックスがきっかけで原因は他にもある可能性はあります。
カンジダの感染経路を知るよりも対処優先で
カンジダは空気感染しませんし、感染経路は少なくて限られています。そのため、感染経路の特定はそこまで難しくないでしょう。そして、カンジダは感染ではなくて自発的に繁殖してる可能性の方が高いため、感染経路に頭を悩ませるよりもカンジダが発症しないように対策を立てるのがお勧めです。
例えば、男性はカンジダを殺菌できるようにファンガソープEXなどの真菌を殺菌できるソープを利用するなどです。また、女性は膣カンジダを発症させないためにサプリメントを飲んで膣内環境を整えるなどが対策です。カンジダが発症して、もしパートナーがいたら陰部がかゆくないか、痛み、赤みがないかなどを気にかけてあげるぐらいで良いでしょう。(ただし、カンジダを感染させた、汚いなどでパートナーとケンカになったケースもあるため、やんわりと聞きましょうね。)