ペニスの亀頭やカリに白い塊があれば、それはトイレットペーパーが皮膚にくっついてしまったのではなく、恥垢と呼ばれる分泌物の垢の可能性が高いです。それが溜まってしまう、臭くなってしまう理由を見ていきましょう。

精液の塊だから臭い

恥垢の臭いを嗅いだ事がある人ならば分かるかと思いますが、恥垢は臭いです。腐ったチーズの臭いがするなどと表現される事もありますし、チーズが発酵した臭いとも言われます。ツンとする臭いと感じる人が多いです。

恥垢が臭いのは、恥垢は主に精液から作られているからです。精液はなんとも言えないむせるような匂いがしますよね。イカ臭いと良く言われます。セックスやマスターベーションで精液を発射したら拭くかと思いますが、拭きが甘いと精液がペニスに残り、恥垢になります。しかも男性のペニスはパンツの中にあり、風通しが良い場所とは言えません。そんな蒸れた状態に精液を放置すると恥垢は臭くなってしまうのです。また、パンツの中では汗をかいたり、皮脂が分泌されたりと恥垢の原因になる物質がたくさん発生していて、それらが混ざると恥垢は臭くなるのです。

包茎だから溜まりやすい

精液などから出来た恥垢はペニスにくっついて剥がれないって事はありません。そこまで頑張らなくても簡単に剥がれます。しかし、包茎だと亀頭が包皮の中にある状態なので意識的に包皮から亀頭を出して洗わないと恥垢は除去されません。
また、真性包茎は亀頭が出てこないので恥垢が溜まらないという訳ではなく、真性包茎でも恥垢は溜まります。そのため、包皮口を開いて恥垢を除去する必要があります。

恥垢か溜まるのは包茎が大きな原因です。ズルムケの包茎ではない人ならば、恥垢は自然に落ちる事が多いと言います。恥垢が多いなと感じたら、意識的に恥垢を取るようにしましょう。

性病だから恥垢が増えた

きちんと洗ってるけども恥垢が増えたと感じる場合、もしかしたら性病にかかってる可能性もあります。クラミジアや淋病は尿道に炎症を起こし、分泌物を増やします。分泌物が増えればそれだけ恥垢の材料は増えてしまうため、恥垢が溜まりやすくなってしまうのです。

クラミジアは微生物が原因で発症し、軽いかゆみ、膿が出るなどの不快感があります。しかし症状は軽くて自覚症状はないため、感染に気が付かない場合もあります。

淋病は菌が原因で、尿道に違和感やかゆみがあり、時に激しい痛みがあります。黄色い膿が発生するため、クラミジアより自覚症状はあります。また、1回の性行為で感染する確率は30%と高い感染力を持ちます。

これらの性病が原因で恥垢が溜まるのです。

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放置すると亀頭包皮炎になりやすい

増える恥垢や溜まりやすい恥垢を放置すると、恥垢はどんどん臭くなります。しかもそれだけでなく、恥垢は亀頭包皮炎になる可能性まで上げてしまいます。これは、恥垢がある事でその箇所の風通しが余計に悪くなり、ジメジメした環境を作ってしまうからです。人間の体に存在する常在菌のカンジダは、ジメジメした場所を好みます。また、恥垢がペニスを不衛生にしてしまうため、菌が繁殖しやすいのです。こういった悪い衛生環境から亀頭包皮炎が発生しやすくなります。

また、不衛生という事は亀頭包皮炎に限らず違う性病にもなりやすいため、恥垢を放置しても得する事はありません。むしろ、臭さや病気などのデメリットが多いです。だから恥垢が溜まる、増えるは要注意なのです。