恥垢は精液やおりものなど体の分泌物からできるため、分泌物を出さないというのは不可能に近いです。しかし、分泌物が恥垢になったとしても洗えば恥垢は溜まりません。どうやって洗えば良いか、男女別に見ていきましょう。
この記事の目次
女性の洗い方
デリケートゾーンは敏感な部分なので、ボディソープではなくて石鹸で洗うようにします。または、ぬるま湯で洗っても良しです。
石鹸はしっかりと泡立てて、手でデリケートゾーンを洗います。デリケートゾーンは外側からだんだん膣に向かうように内側へと洗っていき、膣は洗わないようにしましょう。最後に肛門を洗います。
膣を洗ってはいけないのは、膣にはデーデルライン桿菌がいるからです。この菌が膣の自浄作用をしてくれるため、石鹸で菌を洗い流すと膣のバランスが崩れて細菌が侵入するなどデリケートゾーンのトラブルとなる可能性があるからです。
恥垢は外側のヒダ(大陰唇)と内側のヒダ(小陰唇)、クリトリス(陰核)に溜まりやすいため、そこを素手で撫でるように洗いましょう。
男性の洗い方
男性で包茎の場合、恥垢を取るためには亀頭とカリ部分をしっかりと出してから手で恥垢を取っていきます。ズルムケならば恥垢は自然と落ちやすいのでそこまで恥垢を気にする事はありませんが、仮性包茎で皮をめくれば亀頭が出る人ならばめくって洗いましょう。
また、ペニスは地面側も洗います。恥垢が裏筋にも付いていないのかペニスの向きを少しひねって確認します。恥垢が溜まりやすいのは凹凸がある場所に溜まりやすいため、ペニスの先端に付着していないか、包皮とペニスの間はきれいかを意識して洗うと良いでしょう。
ちなみに、ペニスは石鹸で洗う派とお湯で洗う派がいますが、石鹸だとツルツルして恥垢が落としにくいデメリットがあります。そのため、洗いにくいなと思えば素手とお湯で洗いましょう。
間違った洗い方をすると
「どこに恥垢があるか分からないし、適当にゴシゴシ洗っておけば良いか。」など、洗えば自然に恥垢は落ちると考えていると、恥垢はどんどん固まって恥垢結石になる可能性があります。男性は恥垢結石が包皮とペニスの間にできるとセックスできないぐらいの痛みを感じる事もあります。
また、膣内まで洗ってしまうなど洗わなくて良い場所まで洗う事で常在菌のバランスが崩れてしまいます。さらにゴシゴシと強い力で摩擦が起こると性器が傷付いて炎症の元となります。
つまり、恥垢はあってはならぬものではありますが、それを落とそうと無理に力を入れてはいけないという事です。こびりついてしまった恥垢は1度で取れないため、2度目のチャレンジなど時間をかけても良いのです。
保湿は大事
性器をきれいに洗い、恥垢もきれいに取れた後は保湿対策をするのがきれいな性器を保つ秘訣です。石鹸やお湯で洗った後は皮脂も洗い流されてしまうため、デリケートゾーンは潤い不足になります。デリケートゾーンは肌が薄いため、顔や体のようにデリケートゾーン用の保湿剤を利用すると良いです。
男性の場合はファンガクリームがお勧めです。ファンガクリームはデリケートゾーン専用ではなく、全身に使えるクリームです。ティーツリーオイルを始めとする植物を中心にしたクリームで、保湿力があります。しかも殺菌力を持つクリームであり、菌が繁殖しやすいデリケートゾーンに向いてるのでお勧めです。
デリケートゾーンはパンツやズボンに守られてるので乾燥しにくい場所ですが、洗い上がりは皮脂力が弱いので乾燥対策としてクリームを使うと良いですよ。