男女問わず誰もが分泌し、デリケートゾーンにできるのが恥垢です。恥垢は放置すると恥垢結石となって固くなります。なぜ恥垢結石はできるのか、できやすい人、結石にならないためには?など恥垢結石についてまとめます。
恥垢結石ができる理由
恥垢ができるのは、男性ならば精液、女性はおりものが原因です。それらが皮脂や汗などの体から出る分泌物と混じり合い、乾燥して固まったのが恥垢です。男性ならば恥垢、女性ならマンカスと俗に言われています。
その恥垢は分泌物が乾燥してできたので、さらに乾燥が進むと水分がなくなってより硬くなります。そうやってできたのが恥垢結石です。石のように硬いと言われていて、本当に水分を含んだ分泌物だったのかとビックリするほどの強度になると考えられます。
ちなみに、恥垢結石は動物にもできます。犬から取り出した恥垢結石もあり、画像を見ると白い石のようでした。
恥垢結石ができやすい人
恥垢結石ができやすい人は、恥垢を溜め込みやすい人です。恥垢は誰もができるものですが、洗えば簡単に取れます。しかし男性だと包茎の人の場合、包皮がかぶってるので恥垢が落としにくくなります。また、女性だと恥垢はヒダ(小陰唇)の奥に恥垢が溜まりやすいため、意識的にヒダの奥まで洗うようにしないと恥垢は取れません。
恥垢が取れないと、次第に恥垢は亀頭やヒダの奥にこびりつくようになります。そして、それでも放置すると硬くなっていきます。
一般的に、恥垢が取りにくいのは男性だと真性包茎の人だと言われています。亀頭が出ていない状態なので、恥垢は除去しにくい状態です。その結果、恥垢結石となります。また、恥垢結石は炎症を繰り返してできるとも言われているため、デリケートゾーンの皮膚炎や亀頭包皮炎などがある人は恥垢結石ができやすいと言えます。
恥垢結石があるデメリット
恥垢結石が男性の包皮内にできると、硬くてコリコリしたものを感じるようになります。恥垢結石は石のように硬いため、その状態だと痛みを感じてセックスはできません。
女性の場合、石のようなものがデリケートゾーンにあるのでセックス時に男性からビックリされる可能性が高いです。また、硬さからデリケートゾーンの皮膚が傷付くのも考えられます。何より硬い石がデリケートゾーンにあるなんてあまり気分が良いものではありませんよね。
恥垢結石が見つかった犬の場合は自覚症状がなかったそうですが、恥垢結石は体にとって不要なものなので、そこまで恥垢を放置しない方が良いに越した事はありません。
恥垢結石ができないようにするためには
恥垢結石ができないようにするためには、恥垢を溜めないようにするのが何より大事です。恥垢が固まる前は綿棒でも除去できるぐらい簡単に取れるものなので、溜める前に取るのを意識しましょう。男性は仮性包茎ならば包皮をむいて亀頭周辺をきれいにする、女性はヒダの奥まで洗うように意識します。そして、定期的に恥垢が溜まってないのか目視でチェックすると良いですよ。女性はデリケートゾーンを覗くのは難しいため、鏡を利用すると恥垢が見えて簡単です。そして、恥垢があれば男性も女性も綿棒で除去していきましょう。
柔らかいうちに除去していけば恥垢はこびりつく事なく、簡単に取れます。簡単に取れればデリケートゾーンを傷付ける心配もありません。そして、恥垢がある事でできる不衛生な環境も防げます。