女性なら人生で一度は発症すると言われているカンジダは、体内で増えると体に異変が起こることがあります。この症状ってもしかして膣カンジダ？と疑うならば、膣カンジダの症状と照らし合わせてみましょう。
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かゆみ、痛み
カンジダの特徴的な現れ方として、かゆみや痛みがあります。かゆみや痛みが軽度だったのが段々と我慢できない強いかゆみや痛みになる場合もありますし、かゆみが痛みに変わる場合もあります。
また、かゆみから皮膚を引っ掻いてしまう、下着が擦れて痛い、排尿時に痛みを感じるなど、痛みやかゆみの感じ方はそれぞれですが、普段と違うかゆみと痛みがあれば膣カンジダを疑ってみるとよいでしょう。デリケートゾーンは蒸れやすい場所なので絶対にかゆくならない場所とは言い切れません。しかし、普段から違うかゆみや痛みがあり、それが続くようならば膣に異常が起きている可能性があります。
おりもの異常
膣カンジダはおりものが異常になるのも大きな特徴です。おりものが魚が腐ったような臭い匂いになる、白くて酒粕のような白い塊がデリケートゾーンにこびり付いている場合は、膣カンジダの可能性が考えられます。
おりものは体が正常な場合、匂いはほとんどありません。匂うとしても甘酸っぱい匂いです。また、形状はゼリー状、のり状で色は透明や少し白っぽさがあります。乾くと薄黄色や黄色、茶色っぽくなることがあります。量は下着を1日替えなくても良いぐらいが一般的です。
また、デリケートゾーンに雑菌が繁殖するとおりものが酸っぱい匂いになることがありますが、魚が腐ったような強烈な匂いほどではありません。
おりものが臭い、パンツを替えないと下着が汚れてしまう、おりものが濃い白色で固まっているなどがあれば、正常なおりものとは言い難く、膣カンジダの可能性があるかもしれません。
赤み
膣カンジダは症状が進むと陰部や膣内が炎症を起こして赤くなることがあります。また、浮腫みや熱を持つこともあるようです。
赤みの感じ方としては、やけどのように皮膚がジリジリと痛く感じる場合もありますし、刺激を感じるような感覚になる場合もあります。性行為時にむずむずと痒いような痛みやかゆみを引き起こすこともあり、皮膚が炎症を起こしているのが感覚で分かることもあります。
膣カンジダに感染したデリケートゾーンの写真がインターネット上にありますが、おりものが尿の出る場所を塞ぐようにこびり付き、周りの陰部は赤く浮腫んでいました。浮腫みはデリケートゾーンを鏡越しに見ると分かりやすいので、赤みがあるか気になる人は鏡越しで確認してみるのも良いでしょう。
膣カンジダの症状と似ている病気
膣カンジダの症状はかゆみ、痛み、おりもの異常、赤みなどですが、これらの症状に似ている病気があります。
まず、トリコモナス膣炎です。性行為によって寄生虫が感染したのが原因で、強いかゆみがあり、悪臭、おりものが多量になるなど膣カンジダに似ています。しかし、トリコモナス膣炎はおりものが黄緑や黄色になることが多いです。カンジダは白いおりものが特徴とされています。
次に性器ヘルペスです。痛みやかゆみが発症するのがカンジダに似ています。しかし、性器ヘルペスはおりものに異常はあまりなく、皮膚がただれる、水ぶくれができるのが特徴です。
また、細菌性膣炎もカンジダに似ています。おりものが臭くなり、軽いかゆみや我慢できないかゆみに襲われることがあります。おりものの量が増え、肌が刺激されているような感覚になるのもカンジダの症状に似ています。しかし、細菌性膣炎はおりものが灰色っぽくなり、水っぽくなることが多いです。カンジダは白い塊になるのが違う点とされています。
