
一般的に、カンジダは女性がなりやすいと言われています。
その中でも、特に20代〜40代の女性が圧倒的に多いそうです。
子供や閉経したあとの女性よりも、20代〜40代の女性がかかる確率の方が高いと考えられています。
それはなぜかというと、どうやらカンジダは女性ホルモンと深い関係があると考えられているからです。
カンジダはエストロゲンと関係あり
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類がありますが、カンジダと特に関連が指摘されているのはエストロゲンのほうです。
エストロゲンは女性らしさの象徴とも言われ、バストの膨らみや女性らしい体型、肌のツヤなどにも影響を与えているとされています。
つまり、女性がきれいでいるために重要なホルモンの一つと考えられています。
しかしこのエストロゲン、膣内でグリコーゲンという成分の産生を促すことがあります。
それの何が問題かというと、実はグリコーゲンはグルコースになり、このグルコースがカンジタ菌の栄養源になる可能性があるのです。
道路に砂糖を撒いておけばアリが寄ってくるように、グルコースがあるとカンジタ菌が増えやすくなるかもしれません。
エストロゲンは餌を増やすきっかけになるため、カンジタ菌の増殖リスクが高まることが考えられます。
女性ホルモンは、主に生理がある年齢の女性に多く分泌されています。
妊娠にも関わるホルモンですから、当然と言えば当然でしょう。
そのため、女性ホルモンの分泌が盛んな20代〜40代の女性に、カンジダが多くみられる傾向にあるのです。
エストロゲンの分泌が少ないとカンジタ菌は増殖しにくいとされ、子供や閉経後の女性は比較的カンジダになる人が少ないと考えられています。
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ピルを飲むとカンジダになりやすい?
女性ホルモンの代表的な薬が、経口避妊薬でもあるピルです。
エストロゲンとプロゲステロンの薬を一定期間飲み続けることで、排卵を抑制することができます。
そのため、避妊目的で服用している人もいるでしょう。
ピルは、避妊目的以外にも生理周期の調整や子宮筋腫の症状緩和など、医師の判断で処方されることもあります。
しかしながら、エストロゲンとプロゲステロンの合剤であるピルは、カンジダのリスクを高める可能性があると指摘されることもあります。
もしも何度もカンジダを繰り返している人で、ピルを服用している場合は、ピルの服用を続けても問題ないかどうか、かかりつけの医師に相談することをおすすめします。
避妊目的で飲んでいる場合でも、治療のために飲んでいる場合でも、自己判断でピルの服用を中止することは避け、必ず医師の判断を仰いでください。
カンジダを発症しにくいカラダ作りに役立つサプリ
20代〜40代の女性は、ホルモンの影響からカンジダを発症しやすい傾向にありますが、この年代の女性が全員カンジダを発症するわけではありません。
同じように女性ホルモンが分泌されているはずなのに、カンジダになる人とならない人がいるのです。
その違いは一概には言えませんが、膣の自浄作用の強さに関係していると考えられています。
膣に備わっている自浄作用が十分に働いていれば、カンジタ菌の増殖を抑えられるため、カンジダを発症しにくくなる可能性があります。
このために注目されているのが、デーデルライン桿菌を含むサプリメントです。
デーデルライン桿菌はデリケートゾーンを健康に保つために重要な乳酸菌の一つで、デーデルライン桿菌を補うことが膣の自浄作用をサポートすると考えられています。
些細なことで減少しやすいデーデルライン桿菌を、サプリメントで補うことが検討されています。
膣の自浄作用が高まれば、女性ホルモンの分泌が盛んな時期でもカンジダを発症しにくくなるかもしれません。
まとめ
カンジダと女性ホルモンの関係について、お話ししました。
女性は膣の構造上カンジダになりやすいですが、それに加えて女性ホルモンの影響でカンジダになりやすくなっていると考えられています。
女性ホルモンは女性にとって重要なものですが、ピルなどで必要以上に摂取すると、カンジダのリスクが高まる可能性があることも覚えておくとよいでしょう。
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