ペニスの悩みは人には言いづらいですよね。「亀頭包皮炎っぽいんだけど病院ではどんな事をするのか前もって知っておきたい。」そんなあなたに、病院ではどんな流れで検査が行われるのか、どんな治療方法があるのかを予め知って心構えを作っておきましょう。
病院でのだいたいの流れ
病院での診察の流れは、受付を済ませてから待合室で待ち、医師に診察してもらうとなります。診察表などで悩みを書いたら看護師が詳しくヒアリングに来る可能性もありますが、ペニスという悩みだけにきちんと周りに配慮してヒアリングしてくれるはずです。また、ヒアリングなしに医師に直接、悩みを話して診察となる場合もあります。
診察室では、ペニスを出して症状を確認します。また、痛みやかゆみ、いつからなのかなどのヒアリングがあります。そして、尿検査をする場合もあります。総合病院ならば尿検査する場所まで行ってするかと思いますが、開業医など小さな病院ならばトイレで尿検査を済ませます。
それが終わったら処方箋をもらい、薬局で薬を購入しておしまいです。
細菌性亀頭包皮炎だった場合
亀頭包皮炎の原因が細菌性だと分かったら、処方されるのは抗生物質です。抗生物質の飲み薬や塗り薬が処方されます。また、かゆみや赤みが酷い時はステロイドを処方されますし、抗生物質とステロイドを混ぜた薬を処方される場合があります。どんな組み合わせで処方されるかは医師によって違うと思いますし、その人の症状によっても変わってきます。また、これで治らなければもう一度来てと言われる場合もあります。
薬は処方されたものを決められた量と回数だけ利用すれば、1週間ぐらいで治ります。もし症状が悪化した場合は、また医師を訪ねましょう。薬を使い切る必要はなく、使い続けるとどんどん悪化する可能性があります。
カンジダ性亀頭包皮炎だった場合
カンジダ性亀頭包皮炎だった場合は、処方される治療薬は抗生物質ではありません。カンジダのような真菌には抗生物質が効かないため、抗真菌剤を利用します。処方されるのは軟膏タイプが多く、水を含むクリームよりも刺激が少ないです。軟膏はベタっとした付け心地が多いのですが、包皮は皮が薄いため刺激が少ない方が良いのです。
そして、かゆみや赤みが酷い時は細菌性と同じくステロイドも処方されます。または、抗真菌剤とステロイドを混ぜた塗り薬を処方します。
治療にかかる期間は1週間ぐらいと細菌性と同じで、カンジダだから治療に時間がかかるなどではありません。
ミックスされた場合
カンジダ性亀頭包皮炎だけ、細菌性亀頭包皮炎だけとシンプルな亀頭包皮炎もありますが、カンジダも細菌も両方いるような亀頭包皮炎もあります。この場合は、細菌のために抗生物質の飲み薬、カンジダのために抗真菌剤の塗り薬、ステロイドを処方されます。
抗生物質は細菌を殺すため、結果的に細菌ではないカンジダが勢力を伸ばしやすくなってしまうので複雑ですが、細菌には飲み薬で体の中からアタック、カンジダには塗り薬でアタックしていくようになります。
また、ステロイドは細菌性、カンジダ性、細菌とカンジダ両方の全てにおいて使う量は微量です。ステロイドは怖い薬、悪影響が出るなどと言われますが、塗り薬で微量ならば医師の言う通りに利用すればあまり心配はいりません。
以上が亀頭包皮炎の治療方法です。薬で治すのが一般的で、薬さえあれば症状が長引く事はあまりありません。