カンジダは珍しい病気ではなく、大人も子供も発症するリスクがあります。そのカンジダは自然治癒するのか、自然に症状が良くなる方法を教えます。
カンジダは放置しても治る?
カンジダは免疫力の低下で増殖し、かゆみや痛みなどを発症します。そのため、体の免疫力が回復すればカンジダ菌の繁殖を抑える事ができ、カンジダの症状も落ち着いてくると考える事はできます。
しかし、これはあくまでも考え方であり、増殖したカンジダを免疫力だけで落ち着かせるのはなかなか難しい事です。カンジダは体内に存在する菌なので、住み慣れた場所で増殖するのは容易いのです。そのため、実際はカンジダを自然治癒させるのは難しく、軽度のうちならば自然治癒は期待できるけども、自然治癒に任せるのは得策ではありません。
カンジダを放置するリスク
カンジダを自然治癒させようと放置しておくと、カンジダが悪化するリスクがあります。カンジダが発症してしまった人の体験談によると、悪化してしまったという人が男女共にたくさんいます。逆に、放置して自然治癒したという体験談はあまり見かけません。
カンジダは悪化すると、かゆみが痛みになる、赤みから水ぶくれ、水ぶくれから皮がめくれるなどが起こります。悪化が進むと歩く事ができないぐらいの痛みになった人もいますし、悪化し過ぎたカンジダは治癒までに時間がかかります。通常ならばカンジダは対処すれば1週間〜2週間で症状が回復しますが、悪化すると何ヶ月も治癒にかかった人もいるため、カンジダを放置するメリットは少ないのです。
しっかり治した方が良い理由
カンジダを放置しても自然治癒せずに悪化する一方という人は多いので、自然治癒を期待するのはあまりお勧めしません。
また、カンジダは常在菌である事から、症状が一度は治っても常に繁殖して症状がぶり返す可能性は高いです。実際に、カンジダが再発したという人は後を立ちません。統計によると、女性は50%以上の人が膣カンジダを再発しています。
さらに、何回も再発したという人も珍しくありません。きちんとカンジダを治さないで放置すると、カンジダは悪化するばかりか再発する恐れもあるため、カンジダは自然治癒を期待するのは危ないのです。
体を健康に、日々のケアを
カンジダは自然治癒するのが難しいのですが、軽度ならば自然治癒する可能性はあります。また、カンジダが発症しないために日々の努力をする事はできます。
カンジダのエサとなるのは糖です。麺類、ピザ、お菓子、ケーキなどの食べ過ぎには注意しましょう。また、体調を崩さないように睡眠を十分に取る、ストレス発散方法を見つけるなど、日々の体調管理も必要です。
さらに女性は膣カンジダを防ぐために、膣の乳酸菌を助けるサプリメントを利用するのも良いでしょう。男性は性器を聖潔に保つために薬用石鹸を利用する、保湿クリームを塗るなどもカンジダを防ぐ対策になります。日々のケアをしてカンジダを防ぐ、カンジダになっても軽度で済むようにするなどでカンジダ対策しましょう。
カンジダは軽度ならば自然治癒の可能性はかりますが、どこまでが軽度なのかは線引きできません。自然に治癒するのを期待して何も対策を立てないと、カンジダは悪化する可能性の方が高いです。そのため、カンジダを防ぐためにも、カンジダ対策として体調管理をする、サプリメントなど健康に良い物を取り入れてみると良いですよ。