男性は、女性と比べてカンジダにはなりにくいです。
しかし、男性であってもカンジダになることはあるので、もしものときに戸惑わないように知識だけは身につけておきたいもの。
とはいえ、いきなりカンジダの症状が出てしまったら、それは焦ってしまいますよね。
なんとか市販薬で症状を食い止めることができないか…と考えるのではないでしょうか。
男性がカンジダになると、亀頭包皮炎の症状が現れます。
そのためインターネットを見ていると、市販薬のクロマイがカンジダに効く!という書き込みを見かけることがあります。
市販薬のクロマイとは、どんな薬なのでしょうか。
また、本当にカンジダに効くのでしょうか。
ここでは、男性のカンジダと市販薬のクロマイについて、調べてみたいと思います。
市販薬のクロマイとは
まずは簡単に、市販薬のクロマイについてお話しします。
クロマイ(市販薬)の正式名称はクロマイN軟膏といい、第一三共ヘルスケアが販売しています。
クロマイN軟膏の特徴をまとめてみましょう。
・化膿性皮膚疾患治療薬
・第2類医薬品
・黄色っぽい軟膏
・3種の抗菌成分配合
クロマイN軟膏には、クロラムフェニコール、フラジオマイシンという2種の抗生物質と、ナイスタチンという抗真菌成分が配合されています。
抗生物質は主に細菌に、抗真菌成分は真菌に対して効果を発揮する成分ですね。
効能は、化膿性皮膚疾患。
とびひや毛のう症などの改善に効果が期待できます。
市販薬なので、ドラッグストアなど身近なお店で買うことができますよ。
クロマイはカンジダに効く?
クロマイN軟膏が男のカンジダに効くのかどうかですが、残念ながらクロマイN軟膏はカンジダ性亀頭包皮炎にはほとんど効かないと思います。
クロマイN軟膏には抗真菌成分が含まれていますが、なぜカンジダには効かないのでしょうか。
カンジダ菌は真菌の一種ですが、真菌にもたくさんの種類があります。
カンジダ菌に効果的とされているのは、残念ながらナイスタチンではありません。
クロトリマゾールやミコナゾールがカンジダ菌には有効とされていて、それ以外はあまり効果はないのです。
クロマイN軟膏はカンジダではなく、化膿性皮膚疾患の薬ですから、カンジダに効かないのは当然といえば当然ですよね。
カンジダにはカンジダの薬を使うべきです。
クロマイN軟膏でカンジダが治った!とインターネットに書き込みをしている人は、もしかしたらカンジダではなく細菌性亀頭包皮炎だったのかもしれません。
カンジダと細菌性亀頭包皮炎の症状はとてもよく似ているので、カンジダだと思っていても実は細菌性だったというケースは意外と多いもの。
この場合は細菌による炎症ですから、クロマイN軟膏でも効果を感じられると思います。
カンジダにはクロマイよりファンガソープがおすすめ
カンジダにはクロマイは効かないので、カンジダを治すためには別の方法を考えなくてはなりません。
薬には副作用があることからも、あまり常用はしたくないですよね?
そこでおすすめなのが、ドクターズチョイスのファンガクリーム。
ファンガクリームは薬ではないので、長期的に使っても安全ですよね。
なぜファンガクリームがカンジダに良いのかというと、ファンガクリームにはティーツリーオイルが配合されているため。
ティーツリーオイルは、臨床実験で細菌や真菌への殺菌力が99.9%証明されているので、ほぼ確実にカンジダ菌を殺菌することができます。
クロマイはカンジダには効きませんが、ファンガクリームなら殺菌できるのでおすすめですよ。
副作用もないですし、オールナチュラル成分なので敏感肌の人でも気軽に使うことができますね。
ファンガクリームは通販で買えますので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
市販薬のクロマイは男のカンジダに効くのかどうか、についてお話ししました。
クロマイは細菌性亀頭包皮炎には効きますが、カンジダには効果は期待できません。
カンジダで悩んでいる人はもちろん、カンジダか細菌性か分からないという人もファンガクリームなら効果が期待できますので、ぜひ使用してみてくださいね。