カンジダが発症してしまったら自然治癒が難しいため、薬で対処していくことが一般的です。どんな薬であれカンジダに対応するとされる薬ならば問題ないのですが、薬を利用する時に注意しなければいけない事がいくつかあります。
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それって本当にカンジダ？
カンジダに対応するとされる薬は抗真菌薬です。科学の進歩の賜物か、病気に対応するとされる薬は多いのでカンジダのための薬を利用すれば、1週間〜2週間ぐらいで症状が落ち着くことが期待されます。しかし、薬は良くても問題はその薬を利用する人です。男のカンジダはカンジダ性亀頭包皮炎と言い、亀頭包皮炎は細菌によっても発症します。しかも亀頭包皮炎の症状は似ていて、カンジダだと思っていても細菌の可能性があります。また、カンジダと細菌の両方の場合があります。医者でもカンジダか細菌かは判断が難しく、「この薬で改善しなかったらまた来てね。」と言われる場合もあります。
つまり、カンジダの薬を利用していたとしても本当にカンジダだと断言できなければ薬の効果が十分に発揮されないこともあるのです。
〈体験談〉
1.カンジダが良く再発します。いつもはA薬で対応できていたのに、今回は症状が落ち着きませんでした。なのでB薬を処方してもらいました。
→前回はカンジダ、今回は細菌の可能性があるということ
2.自分ではカンジダだと思っているのですが、医師によると細菌だと言われました。しかし処方した薬を利用しても症状が悪化し、病院を変えたらカンジダだと診断されました。
→医師でも判断しづらいことが分かる例です
3.カンジダで市販薬を利用していますが、なかなか最後まで症状が落ち着きません。
→カンジダと細菌の両方が発症している可能性が高いです
体験談のように、処方薬でも市販薬でも薬の選択が適切でない場合があります。経過観察をして症状が悪化すればすぐに薬を中止し、医療機関を受診しましょう。
症状が落ち着いても油断しないで
本当にカンジダだと確認が取れて、なおかつ抗真菌薬を利用している間も油断はできません。薬を利用している間に注意するのが、症状が落ち着いても薬を手放さないことです。これは、カンジダが皮膚に住み着く菌だからです。人間の体内や皮膚に住み着いてしまうため、症状が落ち着いたのは一時的でまた勢力をぶり返す可能性があります。医師から薬を利用する期間が定められている場合はその期間利用し、市販薬は症状が落ち着いてもすぐに手放さないようにしましょう。
また、カンジダは免疫力が低下すると発症しやすいため、風邪や疲れ、ストレスには気を付けましょう。
〈体験談〉
1.カンジダで薬を塗っているけど、塗らなくなるとすぐに再発します。再発しては塗っての繰り返しです。
2.何回も再発していて、その度に薬を利用するので面倒に感じています。
耐性菌問題を忘れないで
薬を長期間利用していると、耐性菌にかかるかもしれない、薬の過剰利用は耐性菌を生むなどを聞いたことがありませんか？
実は、カンジダで新たな菌が誕生して世界的な脅威になると2016年に米疾病対策センターが警告しています。そのカンジダは、カンジダ・アウリスと言います。男のカンジダはカンジダ・アルビカンスといい、カンジダ菌の一種です。カンジダ・アウリスは米国で死者を出し、世界中で発見されています。また、アウリスが初めて検出されたのは日本です。あらゆる薬に耐性を持つ菌であり、今後誰もが注意すべき存在になる可能性もあるのです。
薬はカンジダに対応するとされていますが、注意しなければいけない面もあります。そのため、普段から免疫力を下げないように意識したいですよね。
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また、症状の自己判断が難しい場合や、症状が改善しない場合は医療機関での検査を検討しましょう。
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