細菌性亀頭包皮炎の市販薬とは、細菌を殺す効果があるものです。どんな薬があるのか、病院で利用される薬を元に考えてみましょう。
病院で処方されるもの
都内にある専門医院によると、病院で処方される細菌性亀頭包皮炎の薬は抗生物質の塗り薬や飲み薬と微量のステロイド剤だそうです。症状が酷い時は飲み薬を服用します。
そしてステロイド剤は赤みやかゆみがある時に利用されます。抗生物質と混ぜて塗り薬として処方される場合もありますし、ステロイドと抗生物質は別々に薬が渡される場合もあります。
市販薬での細菌性亀頭包皮炎の薬とは
市販薬で細菌性亀頭包皮炎に効果があるのは、薬の効能に「化膿性皮膚疾患」と書いてあるものです。化膿性皮膚疾患とは、とびひ(細菌に体の一部が感染し、他の部位や人に感染する事)、めんちょう(顔にできるニキビに似てるもの。細菌性亀頭包皮炎の原因になる黄色ブドウ球菌が毛穴や汗腺に侵入してできるもの)、毛のう炎(毛穴の根本に細菌が侵入)などの事です。これらは全て皮膚に住む常在菌が原因となって発生するものであり、細菌性亀頭包皮炎と似ています。
どんな薬がある?
化膿性皮膚疾患の薬は、大手製薬会社からも発売されてる薬がありますし、決して手に入りにくい薬ではありません。
例えばAという薬の場合、ポリミキシンB硫酸塩とオキシテトラサイクリン塩酸塩という2つの抗生物質を含んでいます。6gで約800円であり、ステロイドは入っていなく、酷いただれや深い傷などは使用できません。
もう1つ、Bという薬はクロラムフェニコールとフラジオマイシン硫酸塩という抗生物質が配合されています。そして、ステロイドが入っています。6gで約1000円であり、化膿を伴う皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされなどにも利用できます。
2つの薬は抗生物質の成分こそ違いますが、抗生物質に変わりはなく、化膿した患部に利用できます。違いは成分とステロイドのありなしです。
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抗生物質の飲み薬はある?
私が調べた限りだと、飲み薬としての抗生物質の薬は日本では市販薬で見つかりません。海外だと飲み薬の抗生物質はあり、海外の日本の薬局でもあるそうなので個人輸入で手に入れる事はできますが、個人輸入代行業者は詐欺業者もいるため利用は自己責任です。また、個人輸入する場合は英語など日本語以外でのやり取りとなるでしょう。
そして、どの抗生物質の飲み薬ならば細菌性亀頭包皮炎に向いてるかも自分で調べなければいけません。また、病院だと症状が酷ければ飲み薬を処方する医院があるため、どの程度の酷さで飲み薬を利用すれば良いか自己判断は危険です。
抗生物質の飲み薬は海外にはあるけども自己責任での使用となり、リスクが高いのでお勧めはできないのです。
参考:ステロイドはどれを選ぶ?
次にステロイドについてです。赤みやかゆみがあればステロイド剤を使うと病院では言っていますが、どのステロイドを市販薬で利用したら良いかです。
ステロイドはホルモンの一種で、塗り薬の他にも吸入タイプ、飲むタイプなどがあります。細菌性亀頭包皮炎に利用するならば、塗り薬です。塗り薬のステロイドは局所的に利用し、長期で大量に利用しなければ副作用は心配が少ないです。目安としては1週間ぐらい塗っていきましょう。
そして、ステロイドは効果などによって5段階に分けた強さがあります。細菌性亀頭包皮炎だと微量のステロイドを利用すると病院では言ってるため、1番弱い「weak」と書いてあるものを理由すると良いでしょう。
以上が細菌性亀頭包皮炎の市販薬を買う目安です。もちろん個人差がある病気なので、あくまでも参考にしてみて下さい。1番良いのは、薬剤師に相談して買う事です。