
糖尿病の人は、亀頭包皮炎になりやすいと言います。なぜ糖尿病だと男性器の問題に発展していくのか、糖尿病性包皮炎と、包皮炎になってしまった時の薬について知っておきましょう。
糖尿病とは
糖尿病とはインスリンが十分に作用しないがために高血糖となり、体全体に影響が出る病気です。
インスリンはすい臓で作られるホルモンで、食事から摂取したブドウ糖を蓄える、エネルギーとして利用する、細胞を作るなどブドウ糖の消費を司っています。健康な人ならばこのインスリンの働きが正常であり、血糖値は一定に保たれます。しかし糖尿病になるとインスリンの働きが上手くいかないため、ブドウ糖を上手く活用できずに高血糖となってしまうのです。
糖尿病になると糖を消費せずに尿と共に体外に出てしまうため、頻尿になります。また、尿が出ていくので水分が足りなくなって喉が乾く、体重が減る、疲れやすくなるなどの症状が起こります。ただし、糖尿病はこれといった自覚症状なく進んで行くため、気が付いた時にはすでに糖尿病だったともなりうる病気です。
糖尿病で包皮炎になる理由
糖尿病になると上手く糖を活用できないため、血液中に糖がたくさん流れるようになります。すると血液がドロドロになり、流れが悪くなります。その影響を受けやすいのが男性器のような末端神経で、血液の流れが悪くなると栄養が届きにくくなり、皮膚の状態が悪くなって細菌などの感染症を引き起こしやすくなることがあります。
また、高血糖だと体の免疫力が低下する可能性があり、感染症にかかりやすくなることも考えられます。さらに糖尿病だと包茎が悪化しやすく、包茎は包皮に男性器が隠れて不衛生になりやすい状態となります。包皮炎は不衛生な状態だと発症しやすいため、糖尿病は包皮炎になりやすいとされています。
糖尿病性包皮炎の薬は?
糖尿病性包皮炎であっても、一般的な亀頭包皮炎の薬を使用して対応することが多いです。一般的な亀頭包皮炎の薬は塗り薬が中心で、男性器は外に突き出している部分なので薬を塗ることで症状が和らぐ場合があります。また、かゆみが強い場合には医師の判断で飲み薬を併用することもあります。
ただし、包皮炎の症状が落ち着いても糖尿病自体が改善したわけではありません。糖尿病の状態が続く限り、免疫力の低下や血液の流れの悪さは変わらないため、包皮炎が再発する可能性が高いと考えられます。一般的な包皮炎でも再発することがあるため注意が必要ですが、糖尿病の場合は包皮炎が起こりやすい環境が整っていると理解しておくとよいでしょう。つまり、再発した場合でも重症化を防ぐために早めに対処することが重要です。
症状に気づいたら早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが望ましいでしょう。
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糖尿病にならないために
糖尿病は生まれながらにインスリンの働きが上手くいかない人もいますが、食生活などが原因で糖尿病になる人は糖尿病全体の9割を占めます。日本人はインスリンの分泌が昔から活発な人種ではないため、糖尿病になりやすいとされています。
糖尿病にならないようにするためには、暴飲暴食を避けること、ストレスの軽減、カロリーの過剰摂取を控えること、適度な運動などが大切です。例えば、紅茶には砂糖を入れないようにする、コンビニ弁当を控えて手作りの弁当を持参する、バターやマーガリンなどカロリーが高いものはなるべく控えるなどの工夫が挙げられます。野菜を中心に食事を整え、間食やお酒はほどほどにすることが糖尿病の予防につながると考えられています。
また、会社や地域の健康診断などで自分の状態を把握することも重要です。糖尿病予備軍と診断された場合は、生活習慣の見直しを検討するとよいでしょう。
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