女性の性器カンジダは自然治癒を期待するのはあまり良くなく、薬で対処していくのが完治に近づくための一般的な方法とされています。では、その薬はどこでもらえるのか、病院での治療についてクローズアップしていきます。
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病院で行われる事
女性器のカンジダを診察してもらえるのは婦人科です。婦人科では、外陰部と膣、膣内を診察してカンジダがどこにできているのか、どの程度なのかを確認します。
診察が終わったら、膣洗浄を行います。膣洗浄は精製水を使って行いますが、拭くだけの人もいるようです。拭くだけでも膣洗浄と呼ばれます。また、医師によってはおりものが大量にある時だけ膣洗浄をすれば良いと考える医師もいます。
ちなみに、膣洗浄は病院だけでなく自分でもキットを購入してできます。やり過ぎは良くないので、自分でもやった方が良いのか悩むのならば医師に相談してみましょう。
処方薬での治療法
病院での処置が終わったら、医師が診断結果から薬を処方します。治療薬としてエンペシドなどが用いられることがあります。そして、膣錠や膣坐剤を処方されるのが一般的ですが、飲み薬や外用薬を利用する場合もあるようです。また、陰部の腫れがあればそのためのクリームなどが処方されることがあります。これは、医師やその人の症状によって変わります。
カンジダの場合、風邪薬をもらうように薬さえあれば自宅で治療できるわけではありません。病院に行って処方薬をもらったとしても、通院が必要となる場合があります。基本的には、病院で膣洗浄をしてから膣剤を入れるのを毎日行うことが多いです。しかし、学校や通学で毎日の病院通いが難しいようならば週に1回の通院で対処できるような薬を利用する場合もあります。ただし、毎日の通院の方がより良い結果が得られる可能性があります。
病院での治療は、1〜2週間ほどかかることが多いです。数日で変化を感じる人もおり、2週間あれば多くの場合で性器カンジダの症状が落ち着くことが報告されています。
生理中は？
膣錠や膣坐剤を入れるということから疑問が浮かび上がるかもしれませんが、膣に入れるものは生理中は使用を控えることが一般的です。これは、処方薬だけでなく市販薬でも同じです。膣に薬を入れるのは生理中だと不衛生ですし、血と一緒に薬剤が流れ出てしまうためです。そのため、生理中はカンジダの治療を一旦お休みにして、生理が終わったら治療を再開することが多いです。
生理中にカンジダが悪化しないのか心配になるかもしれませんが、生理中はカンジダ菌も血と共に流されるため、繁殖しにくいと一部では言われています。生理前になるとホルモンやおりものの量の変化などから膣カンジダになりやすいとされますが、生理中は比較的落ち着くことが多いとされています。そして、薬は休憩期間となります。
飲み薬はほぼない
女性器のカンジダは膣剤がメインであり、飲み薬はほとんどありません。そのため、飲み薬で治療したいとなったら、海外から輸入した市販薬を利用する場合があります。市販薬なので、処方箋はもちろん必要ありません。
または、サプリメントでカンジダにアプローチしていく方法もあります。カンジダは真菌であり、ウィルスや細菌とは異なるため、抗真菌作用があるとされる成分を含むサプリメントを口にすることでカンジダに対して何らかの影響を期待する方法です。
例えばドクターズチョイスのカンジダクリアスーパーは、ハーブを中心とした成分が11種類配合されており、自然の力を利用したサプリメントとして知られています。
また、フェミプロバイオと呼ばれる乳酸菌サプリは、膣のpHを正常に保つための菌を配合しています。膣の自己洗浄能力をサポートし、カンジダに対して抵抗力を高める可能性があるとされています。
カンジダに悩んだら病院に行くことをまず考える方が多いですが、飲んで症状を和らげることを目指す方法としてサプリメントを検討する場合もあります。
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