男性がカンジダになると、男性器にかゆみやヒリヒリとした痛みの他、白いカスのようなものが付着するようになります。
いきなり男性器にこのような症状が現れたら、驚いてしまいますね。
特に性行為の経験のある人なら、性感染症かも!と焦ってしまうことでしょう。
原因や病名が分からないときは、念のため病院で検査を受けることをおすすめします。
男性がカンジダの症状を訴えて病院へ行ったとき、どんな検査をするのでしょうか。
まずは泌尿器科へ行こう
男性のカンジダ、男性器の異変や違和感などがあるときに受診するのは、基本的には泌尿器科になります。
大きな病院ではなく、近所のクリニックで大丈夫です。
インターネットでも病院検索はできますから、近所に泌尿器科があるか分からないという人は検索してみましょう。
検査の方法は2種類
泌尿器科を受診すると、どんな方法で検査をするのでしょう。
泌尿器科の検査は、
・尿検査
・顕微鏡検査
があります。
どんな症状で受診したとしても、おそらく尿検査は行うでしょう。
細菌などが感染していると、白血球の数値がものすごく高くなるのですぐに分かります。
2つめの検査は、顕微鏡検査。
カンジダを含め、何かしらの性感染症の疑いがあるときに行われます。
男性器に症状が出ており、その原因が分からないときに行うわけです。
男性器に付着している白いカスなどを綿棒でとり、顕微鏡で観察します。
このとき、カンジダ菌が見つかれば「カンジダ性亀頭包皮炎」だということが分かる、ということ。
検査をしなければ、男性器の異変の原因を細かく知ることはできません。
正しい治療をする上でも、検査は非常に重要な項目だと言えるでしょう。
検査の内容にもよりますが、検査費用は2,000円前後かかると思っていてください。
顕微鏡検査はしないこともある?
顕微鏡検査をしないと、男性器の異変の原因を突き止めることはできない、という話をしました。
しかし顕微鏡検査をしないところもあります。
それはなぜかというと、
・男性はカンジダになりにくい
・尿検査で細菌による感染が認められた
などの理由から。
まず男性は女性と比べると、明らかにカンジダになる確率は低いです。
包茎の人だと若干確率は高くなるものの、それでも女性よりは少ないもの。
亀頭包皮炎でも、カンジダより細菌による炎症のほうが多いのです。
そのため、検査をせずにまずは細菌性亀頭包皮炎の治療をしてみて、治らなければ改めて検査をしようというクリニックもあるのです。
2つめは、尿検査で細菌による感染の疑いが強まったため。
この場合も、男性はカンジダにはなりにくいため、あえて検査をしなくてもいいだろうと判断されるのです。
男性器を綿棒でこすられて細胞をとられる検査など、しなくてすむのならしたくありませんからね。
しかし、検査をしないことで間違った治療を行ってしまう可能性があることを忘れてはなりません。
男性のカンジダと細菌性亀頭包皮炎の症状は、とてもよく似ています。
見た目の変化や感じ方も大差がなく、医師でも見ただけでは見分けがつかないと言われるほど。
それほどまで似ている疾患なわけですから、検査をしなければ確実な診断はできません。
カンジダだと思っていたら細菌性だった、また、細菌性だと思っていたらカンジダだったということも実際にあるようです。
間違った治療をしないためにも、きちんと検査をするべきだと言えるでしょう。
カンジダか細菌性か分からなくても、亀頭包皮炎の症状が出ている場合は「ファンガクリーム」という天然成分のクリームで対策をすることもできます。
ファンガクリームは細菌もカンジダ菌もどちらも殺菌してくれるので、検査をしなくてもOK。
他の性感染症の疑いがないという人は、ファンガクリームを使うことをおすすめします。
まとめ
男のカンジダの検査について、お話ししました。
検査そのものは難しいものではありませんが、顕微鏡検査には恥ずかしさが伴うもの。
正しい治療のためには検査は必須項目ですが、明らかな亀頭包皮炎の場合は、自宅でファンガクリームで対策をすることもできます。
検査は恥ずかしいから嫌だと言う人は、ファンガクリームを試してみてはいかがでしょうか。