カンジダは大人の女性に多い病気ですが、大人だけがなるわけではありません。
幼稚園や小学生くらいの女児でも、カンジダになることはあります。
では、もしも女児がカンジダになってしまったら、どうしたらいいのでしょうか。
カンジダを放っておくと、他の病気の引き金にもなりかねません。
手遅れにならないよう、正しい知識を持ってお子さん(女児)と向き合ってください。
女児がカンジダかも…カンジダの症状
カンジダは、主にデリケートゾーンにかゆみや痛み、そして白いおりものが出ることが特徴です。
生理が正常にきていて、生理周期も安定している年齢ならば、普段からおりものを目にしたことはあるでしょう?
おりものは女性ホルモンの影響で分泌され、女性ホルモンの分泌量に伴って量や状態も変化するもの。
つまり、生理が始まっていない女児の場合、普段はおりものが出ることなどない、といっていいでしょう。
そのため、もしもトイレに行って下着を下ろしたとき、下着が汚れていたら驚いてしまうかもしれません。
実際、女児がカンジダになったときに、下着が汚れていたということもあるようです。
カンジダになったのが大人ではなく女児だからといって、症状にそこまでの差はありません。
女児のカンジダの症状には、個人差はありますが
・デリケートゾーンのかゆみ
・デリケートゾーンの痛み、ヒリヒリ感
・おりもの
などがあげられます。
もしも女児がこのような症状を訴えたら、病院へ行くことをおすすめします。
素人では何が原因でかゆみが出ているのか、見ただけでは分かりません。
間違ったケアをしないためにも、きちんと病院で診察をしてもらいましょう。
女児がカンジダで病院へ行くときに確認しておきたいこととは?
このとき、気になるのが女児のデリケートゾーンのトラブルは何科を受診すればいいの?ということではないでしょうか。
大人ならば婦人科ですが、女児の場合は何科に行けばいいのか迷ってしまいますよね。
選択肢としては、
・小児科
・皮膚科
・婦人科
の3つが挙げられます。
もしも症状として皮膚の赤みやただれがひどく、お尻や背中といった広範囲に及んでいる場合は、皮膚科を受診してもいいかもしれません。
それ以外の場合は、とりあえず小児科に行くというのが無難ではないかと思います。
小児科は15歳までの子供に対し、トータル的な対応をしてくれますからね。
ただし、女児であっても生理がすでに始まっていたり、おりものが多いなどの症状があるときは婦人科の方が適していることもあります。
婦人科は予約制のところも多いので、まずは電話で相談してみましょう。
もしも婦人科で診察を受けるとなったときには、以下のことを確認しておくことをおすすめします。
・女医さんがいるか
・どんな検査や治療をするか
・内診はあるか
これに加え、お子さんに生理があるときは最後の生理の日にちも確認しておきましょう。
大人と違ってまだ子供なので、婦人科での診察は抵抗を感じる女児も多いです。
多感な時期でもありますから、人前で下着を脱ぐことをものすごく恥ずかしいと感じるかもしれません。
そのような女児の羞恥心にも、親身になって対応してくれる婦人科を探しましょう。
どんな検査や治療をするかを、お母さんだけでなく女児自身も納得してから受診すると、そのときになって戸惑わなくてすみますよ。
もしも下着が汚れていたら、汚れた下着を持参すると話がスムーズに進むのでおすすめです。
まとめ
女児がカンジダかもしれないと思ったときは、症状に合わせて小児科、皮膚科、婦人科のどこかを受診するようにしましょう。
くれぐれも放置してしまうことのないようにしてください。
無駄足にならないよう、あらかじめ「こんな症状があるが診てもらえるか」というように、電話で相談しておくことも忘れずに。