オイラックスは大手製薬会社が発売してる市販薬で、湿疹や虫さされなどのかゆみに利用できる塗り薬です。細菌性亀頭包皮炎でもかゆみがあるため、細菌性亀頭包皮炎でオイラックスを塗っても良いのか、そもそもオイラックスとは何かについて見ていきましょう。
オイラックスとは
オイラックスは、クロタミトンという成分を含んでいます。これは、疥癬(ダニによる感染症)によって引き起こされるかゆみ止めの薬として開発されました。疥癬に限らずかゆみ止めとしての効果が分かり、今では虫さされ、湿疹、あせも、かぶれなどにも利用できます。そして、寄生虫(ダニなど)を死滅させる力もあります。
軟膏やクリーム、ローションと形状に種類があり、1957年から発売されているというロングセラーの薬です。
つまり、オイラックスを利用する時は疥癬の時、かゆみが強い時と言えます。
副作用、塗っちゃダメな人はいる?
オイラックスの副作用はヒリヒリなどの刺激感、発疹、湿疹、血管の浮腫みなどです。
体験談によると、オイラックスを使用するとジリジリとした熱っぽさを感じたという人がいます。(体験談で利用したオイラックスは医師から処方されたもの)
しかし、オイラックスはこの温かみが皮膚のかゆみと競い合い、かゆみ止めとして作用します。また、オイラックスはこのような刺激から傷口などの刺激に弱い部分には理由するのを避けた方が良いです。また、粘膜には利用してはいけません。
そしてオイラックスの使用を医師に相談した方が良い人は、妊婦さんや授乳ママ、他に薬を利用してる人です。オイラックスは子供も利用できるので使ってはダメな人はいませんが、これらの人は医師に相談が必要です。
細菌性亀頭包皮炎に塗っても良い?
オイラックスはかゆみ止めに良い薬ですが、細菌性亀頭包皮炎の利用はお勧めできません。なぜなら、オイラックスには抗生物質が含まれていないからです。抗生物質は細菌を殺す薬で、亀頭包皮炎の薬を病院で処方される時は抗生物質入りの薬が利用されますが、オイラックスはあくまでもかゆみを鎮める薬です。かゆみを鎮めるためにオイラックスを利用したとしても細菌にはアプローチできず、別の薬が必要になります。そして、オイラックスはすでに書いたように他の薬を利用する場合は医師に相談が必要です。
しかも、オラックスはそもそも寄生虫のために作られていて、細菌のためではありません。また、傷口の使用は避けるべきですが、亀頭包皮炎では赤切れのように包皮が切れる場合があります。
これらの事から、オイラックスは細菌性亀頭包皮炎に利用しない方が良いと言えます。
細菌性亀頭包皮炎にクリーム
オイラックスを利用するのなら、病院で細菌性亀頭包皮炎の薬を処方してもらった方が良いです。しかし、もし病院に行くのが難しい、忙しいとなればお勧めなのがファンガクリームです。
ファンガクリームは細菌を殺菌する力がありますし、真菌にもアプローチできます。そのため、細菌性亀頭包皮炎とカンジダ性亀頭包皮炎の両方に利用できるのです。しかもオールナチュラル成分のクリームなので長く使っても安心できます。
オイラックスは優れた薬ですが、細菌をやっつけるためには病院で処方される抗生物質を利用した方が良いです。しかし抗生物質を利用するのに抵抗がある、病院に行きたくない、忙しいなどがあるなら、抗生物質ではないファンガクリームがお勧めです。