カンジダという病気は繰り返しやすく、何度でもなることも少なくありません。
とにかくかゆみが強い病気なので、なんとかして「完治」させたいと思うもの。
しかしカンジダは、根本的な意味での「完治」はできません。
完治しない病気と聞くと驚くかもしれませんが、それはどういうことなのでしょうか。
カンジダが治らず完治しない理由について、お話ししていきます。
カンジダは何をもって「完治」という?
カンジダを発症して病院へ行くと、抗真菌薬による治療を行います。
カンジダを引き起こしているカンジタ菌は真菌なので、真菌を殺菌することのできる抗真菌薬を使うのです。
私たちのイメージする「完治」とは、原因菌がすべてなくなることだと思います。
悪さをしている菌がなくならなければ、なんとなく完治とは言えませんよね。
しかし、カンジダに至ってはカンジタ菌がすべてなくならなくても「完治」ということがあります。
実際カンジダ治療のために病院に通っていて、医師から「完治しました」「治療は終了です」などと言われたことのある人もいるのではないでしょうか。
医師が完治と言うのだから、完治したのだと思うかもしれませんが、カンジタ菌がすべていなくなったわけではありません。
もともとカンジタ菌は体内に住み着く常在菌であるため、100%完全に除去することは難しいと言わざるをえません。
カンジダの場合は何をもって完治というのか?ですが、カンジタ菌を100%完全に除去することができないため、「悪さをしない程度にまで減ったら完治」としていることが多いようです。
カンジダが治らないのは原因菌が残っているから
カンジダはしっかりと病院で治療をしても、完全に治ったとはいえません。
なぜなら、カンジダを引き起こす原因菌はまだ体の中にあるからです。
カンジダを発症するのは主にデリケートゾーンで、女性の膣に症状が出ることが圧倒的に多いです。
カンジダはカンジタ菌が異常なほどにまで増えてしまったことが原因で起こる病気なので、症状が出ない程度にまで減らすことができれば、確かにカンジダは治ったと言えるのかもしれません。
しかし何度もいうように、カンジダの原因菌は体内にまだあるのです。
そのため、ふとしたときにまたカンジタ菌が増殖し、カンジダの症状をもたらすことは容易に想像できることだと言えるでしょう。
カンジダが治らない、何度でもなることがあるというのは、このためです。
カンジダにならないようにするためには?
カンジダは根本的な意味での完治ができないことから、発症しないように努めることがとても大切だといえます。
日頃から免疫を低下させないように気をつけていれば、カンジタ菌が増殖することはありません。
自分の免疫によって、カンジタ菌をやっつけることができるからです。
免疫というのは意外ともろく、疲労やストレス、寝不足など多くの要因で低下してしまいます。
まずは体調管理をしっかりと行い、体調を崩さないようにしましょう。
生活習慣を見直すことも、免疫を低下させない第一歩。
それらに加えて、女性ならフェミプロバイオというデーデルライン桿菌のサプリを飲むこともおすすめです。
カンジダは治らず完治しない病気だからこそ、症状が出ないようにしていきたいものですね。
まとめ
カンジダが治らず完治しない理由についてお話ししました。
カンジダは原因菌であるカンジタ菌を完全に除去することができないため、原因菌をなくすという意味では完治はできません。
しかし、原因菌があっても症状を出さないことは可能ですから、しっかりケアしてカンジダを発症しないようにしていきましょう。
カンジダは免疫の低下しているときに発症しやすいので、免疫を高めることが大切です。