男のカンジダに使われる市販薬について知っておきたいこと

男のカンジダの市販薬を探しているけれど、どんな薬を選べば良いか悩んだら、病院で利用される処方薬を参考に市販薬選びをしてみるのも一つの方法です。ただし、あくまでも参考として考えてください。病院によって処置や処置薬は異なりますし、症状には個人差があります。心配な場合は薬剤師に相談するか、医師を受診しましょう。
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この記事の目次

病院での処方薬

ある専門医の病院によると、カンジダ性亀頭包皮炎に対しては抗真菌剤の塗り薬が用いられることが多いようです。塗り薬は刺激に弱い亀頭や包皮のために、刺激が少ない軟膏が選ばれることがあります。

この薬に加えて、赤みやかゆみがある場合にはステロイドが処方されることもあります。ステロイドは抗真菌剤に混ぜる場合もあれば、抗真菌剤とは別に使われる場合もあるようです。

抗真菌剤ってどんなもの？

病院で処方される抗真菌剤とは、真菌に特化した薬のことを指します。真菌は細菌と異なり、核が細胞膜に守られています。この細胞膜の合成を妨げるのが抗真菌剤の働きとされています。細菌は細胞壁がありますが細胞膜はなく、そのため抗真菌剤は細菌には作用しにくいと考えられています。（抗真菌剤の種類によっては核を壊すものや細胞壁にアプローチするものもあります。）

市販薬だと

カンジダに対応するとされる薬は抗真菌薬で、インターネットで探すと複数の薬が見つかります。その中でも代表的なのがA薬という薬で、市販薬として利用される方もいます。
この薬の特徴として、抗生物質と抗真菌薬が同時に配合されている点が挙げられます。抗生物質はクロラムフェニコールとフラジオマイシン硫酸塩であり、抗真菌剤はナイスタチンが含まれています。6グラムで約1000円程度です。

また、Bという薬は抗真菌成分のみの薬で、15グラム約3000円程度です。抗真菌成分としてケトコナゾールが配合されています。

両方の薬とも医療現場で使用されている成分を含み、成分は異なるものの抗真菌薬としてカンジダに対して用いられることがあります。

ステロイドはどれを選ぶ？

病院の処方薬では、炎症やかゆみがある場合に微量のステロイドが使われることがあります。市販薬でステロイドを利用したい場合は、最も弱い強度のものを選ぶことが望ましいとされています。

ステロイドは最も強い、とても強い、強い、普通、弱いの5段階に分けられています。炎症が強い場合には強めのステロイドを考えることもあるかもしれませんが、包皮などの皮膚が薄い部分はステロイドが吸収されやすいため、弱めのステロイドを利用することが推奨されています。病院でも微量のステロイドを用いることが多く、ステロイドを含む塗り薬は弱めのステロイドが使われることが一般的です。市販薬でステロイドを購入する場合は、弱めと記載されているものを選ぶと良いでしょう。

ステロイドは必要以上に大量に長期間使用しなければ、一般的には安全性に大きな問題は少ないと考えられています。しかし、赤みやかゆみがない場合は使用を控えた方が良いでしょう。
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細菌性亀頭包皮炎の可能性も忘れないで

以上が処方薬に基づいて市販薬を購入する場合のポイントです。ステロイドを使用する際は、抗真菌薬との組み合わせでその薬に問題がないか、薬剤師に相談することをおすすめします。

また、カンジダと思っていても細菌が原因の亀頭包皮炎である場合や、カンジダと細菌の両方が原因となっている可能性もあります。そのため、市販薬を使用する際は抗生物質入りの抗真菌薬を使うかどうか、症状をよく確認してから選ぶことが重要です。カンジダかどうか判断がつかない場合は、泌尿器科を受診することを検討しましょう。
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