カンジタは正確にはカンジダと書きます。男のペニスで繁殖するカンジダはカンジダ・アルビカンスが正式な名前であり、Candida albicanceと英語で書きます。Candidaとあるように、語尾は「ダ」でカンジダです。
そのカンジダにはラミシールが良いと良く言われますが、ラミシールって何者?とラミシールを詳しく見ていきましょう。
ラミシールとは
ラミシールは商品名で、テルビナフィンと呼ばれる薬が配合されています。日本では1993年から使用が開始され、従来の薬に比べて1日に1回塗れば良い便利さがあります。開発されてから日本の製薬会社で商品を作り始め、多くの商品で利用されるようになったのです。
ラミシールはカビやカンジダなどの真菌に効果があります。水虫、白癬などにも利用できるため、ラミシールが欲しければ水虫コーナーを探せば見つけられます。
ラミシールは男性のカンジダだと塗り薬が一般的ですが、錠剤、スプレータイプなどがあります。
ラミシールの副作用
ラミシールは錠剤で口から摂取すると、肝不全や肝炎などの肝機能に障害が出た事があり、死亡したという例があります。錠剤は外用薬で効果がなかった時に利用されますが、錠剤を利用する時は肝機能の検査と血液検査が必要なのです。
また、ラミシールの副作用として胃の不快感、吐き気、下痢、腹痛、発疹、食欲不振、蕁麻疹、発熱、関節痛などの様々な症状があります。これらの副作用は一部であり、この他にも体の不調が現れる場合があるので、ラミシールを塗り始めたら体調の変化に注意しましょう。また、初めてラミシールを利用する時は車の運転前は控えるなど、事故にも気を付けましょう。
ラミシールのデメリット
ラミシールのデメリットは副作用で現れる症状が多い点です。薬なので副作用があるのは仕方ない事ですが、もし副作用があったら… と考えると運転や仕事など気を付ける事が多いですよね。他の薬で副作用が現れた人はより心配になります。
また、ラミシールは抗真菌薬です。カンジダは真菌の1種なのでラミシールで対応できますが、カンジダではなく細菌で亀頭包皮炎が発生する場合もあります。この時にラミシールを塗っても細菌には効果がなく、せっかくの薬が無用になってしまいます。薬が効かないのに副作用ばかり出てしまったら災難としか言えないですよね。
ラミシールは1日に1回の塗布で済む便利な薬ですが、副作用と真菌だけに対処という限られた用法がデメリットです。
ラミシールよりティーツリーオイル?
ラミシールは優れた薬ですが、副作用が気になるのと細菌性亀頭包皮炎には効果が期待できないという弱点があります。そこで登場するのがティーツリーオイルです。
ティーツリーオイルのティーツリーは、オーストラリアが原産の植物です。現地の先住民であるアボリニジはティーツリーの歯を砕いて怪我などを治すのに利用しました。また、第二次世界大戦ではティーツリーオイルが兵士の常備薬であり、副作用の少なさから今見直されているオイルです。
ティーツリーオイルがすごいのは、0.5%〜1%未満と薄めても強い殺菌力があり事です。また、幅広い細菌や真菌などに対応していて、菌が体制を持つのを防ぐメリットもあります。
このティーツリーオイルを使ったのがファンガクリームであり、クリームを患部に塗ればカンジダ性亀頭包皮炎や細菌性亀頭包皮炎に対処できます。