かゆみや痛みなど性器の違和感があった場合は薬で対処していくのが王道ですが、どんな薬が利用がされるのか薬の成分について男性と女性で分けてみていきます。
男性の薬
男性の性器にできるカンジダの場合、薬は塗り薬がメインです。薬として有名なのがラミシールで、水虫や白癬などの治療として利用されます。ラミシールはカンジダが持つバリア(細胞膜)の合成を阻害するため、カンジダにとっては天敵です。バリア作りを邪魔されたカンジダは減っていき、カンジダが落ち付くのです。
また、同じくクロトリマゾールが配合された薬もあります。この成分もカンジダのバリアにアタックし、カンジダの数を減らします。
ラミシールとの違いは、クロトリマゾールがよりカンジダ向きの薬という点です。
両方ともカンジダ菌に直接アタックするため、症状の回復が1週間後など早さがあります。
女性の薬
女性の場合、カンジダは膣の中にできるので膣剤を利用するのが一般的です。。塗り薬もありますが、症状がどこで発生してるかで使い分けます。
女性の薬の場合、フルコナゾールという成分が利用される場合があります。または、この成分のジェネリック医薬品が利用されます。カンジダを殺菌し、育成を阻害します。また、炎症を抑える、膣液の分泌を促すなどの働きもあります。
そしてミコナゾール硝酸塩という成分もカンジダのバリア合成を邪魔する働きがあります。
薬のデメリット
男性の薬も女性の薬も、商品によって成分は違えど真菌に対するために開発された薬です。言い返せば、真菌でなければ効果は期待できません。そのため、カンジダが原因かどうかの見極めがポイントとなります。特に女性カンジダの市販薬はカンジダが再発した時だけ利用できるため、それだけ真菌に特化してるのが分かります。
また、薬には副作用のリスクが少なからずあります。副作用は少ない、ほとんどない、数パーセントと言われていますが、リスクをなくす事はできません。さらに腎臓病や心臓病を患ってる人と妊婦は服用不可、高齢者は注意など利用できる人が限られてる場合があります。副作用は健康な人でも下痢、腹痛、発熱、発熱、食欲不振、発疹などがあるため、注意が必要です。
薬より利用しやすいもの
薬は効き目が期待できる反面、副作用のリスクとカンジダだけにしか利用できないデメリットもあります。しかしカンジダ性亀頭包皮炎でもカンジダ膣炎でも、細菌性のものと症状が似ています。そのため、カンジダでさなくて細菌性だったら..と考えると市販薬は使いにくさがあります。
そこで薬よりも利用しやすいものはないのか?となるのですが、それがあるのです。それは、男性ならばファンガクリーム、女性はフェミプロバイオなどのサプリメントです。ファンガクリームは細菌とカンジダが殺菌できるクリームです。フェミプロバイオは女性の膣を支配して自浄作用(バイ菌をブロックして膣を聖潔に保つ作用)をするデーデルライン桿菌のサプリメントです。細菌もカンジダも丸ごと対処できるため、薬よりも使いやすいのです。
カンジダの薬は病院で処方されるものと市販薬がありますが、より使いやすいのはクリームやサプリメントなどの薬ではないものです。クリームやサプリメントはカンジダが発症していなくても利用でき、カンジダを防ぐのも期待できます。薬が悪とは言えませんし、薬は即効性があるので早くなんとかしたい!という願いを叶えてくれるでしょう。しかし、カンジダではなかったら..というリスクもあるため、クリームやサプリメントで早めの対処をしていくのが得策です。