「男性器が乾燥して、かゆみが止まらない!」そう思ったなら、それは体がSOSを求めています。乾燥がなぜ起きるのか、かゆみがなぜ起きるのか、なぜ男性器が乾燥してかゆくなるのか、それらを知れば乾燥とかゆみを放置できない理由が分かります。
乾燥する理由
男性器に限らず、肌が乾燥するのは皮膚から水分が蒸発してしまうからです。水分が蒸発する理由は、肌の皮脂が失われてバリアがなくなり、水分が外に出ていきやすくなるからです。
男性器はパンツの中に隠れてるため、外の外気に触れません。そのため、乾燥を感じにくい場所です。風を直接受ける場所でもありませんし、水分が失われにくい場所です。それでも乾燥してるような感じがするのは、肌が炎症を起こしてるからです。炎症は火事や火傷のようなもので、男性器はカサカサして乾燥してるように感じ、潤いが欲しくなります。だから男性器が乾燥してるような感覚になってしまうのです。そして、炎症を起こしてるという事は肌がSOSを求めてる証拠です。
かゆくなる理由
肌がかゆくなる理由は、かゆさで体が異常だよと伝えてるからです。かゆみを伝える神経は皮膚の表面や奥にあります。皮膚が刺激を受けるとその神経が脳に伝わり、脳が皮膚がかゆいという指令を出します。そして、かゆいなと感じるのです。つまり、皮膚がかゆいと感じるのは刺激を受けたからです。男性器がかゆいなと感じたら、それは男性器が刺激をどうにかして欲しいのです。言わば、男性器のSOSです。それを見過ごして自然にかゆみが収まるだろうと楽観的になっていると、刺激が続いてる状態が続き、皮膚が傷んでいきます。
かゆくても掻くのはダメな理由
皮膚がかゆい時、そこを掻くと一時的にかゆみが収まる時がありますよね。これは、掻く事で痛みを伝える神経が脳に伝わってかゆみが一時的に打ち消されるからです。つまり、かゆい原因が解決したのではなく、一時的に脳が騙されてるというだけでかゆさの問題は解決していません。
また、かゆいから掻くを繰り返していくと、皮膚のバリアが壊れて僅かな刺激でもかゆくなります。僅かな刺激でかゆくなり、また掻くとどんどんバリアが壊れていきます。かゆみの悪循環になってしまうため、男性器がかゆくても搔いてはいけません。掻くと傷が付きやすくなり、さらに男性器の状態は悪くなっていきます。
男性器が乾燥してかゆくなる理由
乾燥する利用は炎症を起こしてるから、かゆくなるのは皮膚が刺激を受けてるからだとは分かりましたが、なぜ炎症を起こすのか、刺激とは何かというと、それは菌です。菌が繁殖して炎症を起こし、刺激となってるのです。これを亀頭包皮炎と言います。亀頭包皮炎は包茎で男性器が蒸れやすくなってしまい、不衛生な状態になってしまってるのが原因で発症しやすくなります。菌は大腸菌やカンジタ菌など身近にありふれてる菌なので、男性器に付いてしまうのは良くあり、さらに湿気などの条件が揃えば一気に繁殖してしまうのです。この繁殖が刺激になり、炎症を起こして乾燥やかゆみを感じやすくするのです。
男性器が乾燥する、男性器がかゆいとなるとなぜだ?と疑問になりますが、平ったく言えば男性器がSOSを出してるから乾燥やかゆみがあるのです。SOSを出してるからこそ、放置するともっと訴えなければと乾燥やかゆみが酷くなります。だからこそ体の訴えに耳を傾け、対処していきたいですよね。