カンジダは特別なものではなく、女性なら誰もがなる可能性のある病気です。
免疫や体力が低下していたり、体調を崩しているときにはなりやすくなるので、気を付けなくてはなりません。
カンジダはなりやすい病気だからこそ、もしもなってしまったときには早く気付きたいもの。
明らかな自覚症状が出ていたら、放っておいても治ることはほとんどありません。
カンジダにかかったかどうかを知るためのツールの1つとなるのが、においです。
デリケートゾーンやおりもののにおいの変化で異変に気付くことは多いですが、カンジダの場合はにおいはどう変化するのでしょうか。
カンジダはにおいなし?
カンジダの典型的な症状として、デリケートゾーンのかゆみと白いおりものがあります。
ヨーグルトやカッテージチーズのような白いおりものがたくさん出ることが特徴なのですが、においはあまりありません。
元々おりものは若干酸っぱいようなにおいがしますが、カンジダになってもほとんど変化はないといえます。
むしろ、酸っぱいようなにおいさえなくなる、と言えるかもしれません。
そのため、においでカンジダに気付くのは難しいかもしれませんね。
カンジダが重症化するとにおいも出る
しかし、においがないのはカンジダを発症したばかりのときや、まだそこまで症状がひどくなっていない場合です。
カンジダかもしれないと気付きながらも放っておくと、どんどんカンジタ菌が増えて悪化していってしまいます。
カンジダが重症化すると、腐った魚のような、生臭いにおいを発すると言われています。
おりものや、トイレで下着を脱いだときににおいが気になるのはもちろん、服を着ていてもにおいが気になるようになったら要注意。
カンジダが重症化しているかもしれません。
においの原因はカンジダ以外のことも?
カンジダを発症しても、おりものやデリケートゾーンがにおうことは基本的にはありません。
においがきっかけで気付く病気もありますが、カンジダはそうではないと言えます。
しかし、カンジダを放っておくことでにおいが発生することもあります。
それはなぜなのでしょうか。
もしかすると、カンジダ以外の原因でにおいが発生しているのかもしれません。
というのも、カンジタ菌が増殖している膣は、膣の自浄作用が弱まっていて免疫も低下しています。
そのため、カンジダ以外の他の病気にもなりやすくなっているのです。
特に雑菌や細菌は繁殖しやすく、雑菌の死骸のせいでにおいが発生している可能性は高いです。
カンジダを放置したことにより、他の病気にもなることがある、ということを覚えておきましょう。
カンジダに早く気付くために知っておくべきことは?
カンジダに早く気付くためには、普段からおりものの様子を知っておくことが大切です。
カンジダになると白いおりものが出るのですが、これは普段はどんなおりものが出ているのかを知っていなければ、変化に気付くことはできません。
おりものは女性ホルモンによって変化しているので、生理周期によって量や特徴に違いがあります。
排卵前後がもっともおりものが多い時期ですね。
透明や若干黄色がかった色をしており、カンジダのときのような真っ白のおりものが出ることはありません。
においで気付くことは難しいカンジダですから、おりものの色や量の変化に敏感になることが大切です。
まとめ
女性がカンジダになったとき、においに変化はあるのかどうかお話ししました。
カンジダになってもおりもののにおいに変化はなく、においだけでカンジダに気付くことは困難だと言わざるをえません。
においではなく、おりものの色を日頃から観察しておくことをおすすめします。